モーターを学んで、動いて楽しい工作をしよう!マブチモーターのKidsサイト

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モーターでキミだけの動く工作を作ろう!

モーターを学ぼう!

モーターの仕くみを知ろう ~モーター博士へみち~

電気を流すと回転するモーター。でも、どうして動いているか知っていますか?
モーターが動く秘密を学んで、モーター博士になろう!

モーターのしくみを知る STEP1,2,3

  • モーターってなんだろう?
    • 下の図でスイッチを入れると乾電池の電気の力がモーターに
      伝わり歯車を回す力に変わりました。

      モーターと乾電池
    • つまりモーターとは、乾電池などの「電気エネルギー」を「回転する力」へと変えるものなのです。
      そして実はモーターが回るには磁石が関係してきます。

      モーターと乾電池
  • 磁石のN極とS極
    • さて皆さんは砂鉄やクギを磁石にくっつけて遊んだことは
      ありませんか?
      これらを「永久磁石」といいます。

      永久磁石
    • また磁石にはN極とS極があり、N極とS極は引き合おうとし
      同じ極は互いにしりぞけ合おう
      とします。

      N極とS極 ちがう極どうしは 引き合う 同じ極どうしは しりぞけ合う
  • 電磁石について
    • 鉄しんにコイルを巻いて電流を流すと磁石となります。
      これを「電磁石」といい、電流の流れているときだけ磁石になります。

      電磁石 コイル 鉄しん
    • 電磁石にもN極とS極があり、モーターはこの磁石の引き合う力、しりぞけ合おうとする力を上手く利用しているのです。

      電磁石の性質 1. 電気がなければ、磁石にならない。 2. 電流が流れる方向を逆にすることで、N極とS極を入れかえることができる。
  • 磁石と電磁石の力を利用
    • 続いて、実験で回転するしくみを確かめてみましょう。
      まず、N極とS極の永久磁石を左右に置きます。

      永久磁石
    • 棒をつけ中心でくるくると回るようにした電磁石(ローター)を真ん中に置きます。これでモーターと同じ構造になります。

      ローター
  • 回転が止まってしまう…?
    • この状態で電池をつけるとS極とN極が引き合い、同じ極同士が反発して時計回りに動きます。

      時計回り
    • しかし、90度動いたところで、
      磁石の引き合う力によりしっかりと止まってしまいます。

      回転が止まってしまう
  • 電池をひっくり返して常に回転
    • そこで90度まで回る手前で電流を切ってみると
      電磁石でなくなり、いきおいにのってしばらく動きます。

      90度まで回る手前で電流を切ってみた場合
    • そして A の位置を通り過ぎた瞬間、上半分は常にN極に、
      下半分は常にS極になるように電流の向きをタイミングよく切り替えればモーターが回り続けるのです。

      モーターが回り続ける
  • 電流の向きを切り替えるコミテーター
    • 電池をひっくりかえす代わりに実際には電流を切り替えるため
      コミテーターとブラシという部品を使用します。

      コミテーターとブラシ
    • コミテーターをローターのじくに取り付け、コイルの導線の両端を2つに分かれた部品のそれぞれにつなげます。

      コミテーター
  • ローターに電流を流す出入り口 “ブラシ”
    • 次にブラシは動かないようにして電池とつなぎます。
      これが電流の出入り口となるのです。

      ブラシを固定して電池とつなぐ
    • 電流を流してみるとローターが電磁石となって回り始めます。
      切れ目のところでは電流が切れるためいきおいで通り過ぎ、
      反対側についた途端、さっきまでとは逆向きの電流が流れるため、ローターの極が上手く切り替わるのです。

      ローターの極が上手く切り替わる
  • ローターのかたち
    • しかし、切れ目のところで電流が切れたとき、
      いきおいを失って止まってしまうことはないのでしょうか。

      切れ目のところで電流が切れたとき
    • 実は本物のローターは図のように3つに分かれており、まったく電流が流れない時はなく、上半分がN極、下半分がS極に保たれるため、確実に常に回転し続けることができるのです。

      確実に常に回転し続ける