モーターの中身を見てみよう

小さなモーターの中には、たくさんの小さな部品がつまっているよ。
それぞれの部品の形や材料、その役割を見てみよう。

ローターを支えている棒。
ケースから飛び出していて、クルクル回転しているのがこの部品。

モーターが回転する力を生み出すもとになる永久磁石。磁界を作る。

マグネットをハウジング（ケース）に固定するピン。

マグネットなどを固定するケース。
磁力の通り道としてマグネットともに磁界を作っている。

回転するローターのシャフトを支えている部品。

ローターの前後の動きをおさえて、位置をきめるためにシャフトに固定されている部品。

コア（鉄のしん）にまかれている導線。
電流をモーターが回転する力に変えるはたらきをする。

コアと同じ形をしている樹脂製の板。
電流を通さず、コイルに流れている電流がコアに伝わることを防いでいる。

モーターへ電気を伝えるために（図の右半分が）外側に出ている部品。
電池などの電源から、ここに配線コードをつなげる。

ブラシなどを固定するケース。
電池を通さないのでブラシに流れている電流をハウジング（大きなケース）に伝わるのを防いでいる。

コミテーター（整流子）にふれて電流をコイル（導線をくるくる巻いたもの）に流す部品。
コミテーターが回るので、コミテーターにふれている部分はいつもこすられている。

電流をコイルにタイミングよく流すための出入り口。
この部品によってコイルの電流の流れが切りかわり、モーターが回転し続けることができる。

コイル（導線をくるくる巻いたもの）に流れた電流によって生まれた電磁力を効率よく流す磁力の通り道になっている鉄のしん。
うすいコアがたくさん重なってできている。