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社外取締役メッセージ

社外取締役の役割について

2017年3月に社外取締役に就任して以来、私は、長年にわたる電機メーカーでの会社経営の経験を外部の視点から経営全般に関する助言、提言を行ってまいりました。
私は「カメラの目」という言葉を常に意識しています。例えば、ゴルフのスイングを、カメラを通して見ると想像していたものと全く違うように、自分が思っている姿とまわりが見ている姿は違うものです。「カメラの目」すなわち客観的な第三者の目で見て、自らを見直し、気づかなかったことがあれば修正していこうと心がけています。社外取締役の役割は、会社にとってこうした「カメラの目」であることだと思っています。
今回の新型コロナウイルスの問題で明らかなように、一国一地域の変化が世界の潮流を変える時代になっています。想定外のことが当り前のように起こる時代となって、企業のかじ取りはますます難しくなってきています。しかし、こうした難しい時代にあっても、当社は「国際社会への貢献とその継続的拡大」という経営理念をチャレンジングに世界各地で実現していかなければなりません。そのためには、変革に躊躇無く対応して、他に先駆けて多くの試練を乗り越える必要があります。そうした活動に私も一員として尽力してまいります。

当社のコーポレートガバナンスについて

当社の取締役会は、経営の意思決定及び業務執行の監督を適切に行うための体制が構築されており、社外取締役がそれぞれの立場から専門的かつ客観的な視点から意見を述べるなど、取締役メンバー間で建設的な議論や活発な意見交換が行われています。特に、取締役のダイバーシティ化が進み、従来にも増して多様な意見が交わされるようになりました。また、取締役会における中長期的な事業計画や経営戦略等の議論も進んでいます。
今後更なるコーポレートガバナンスの強化のために、会社としては、重要案件や戦略的課題について、社外取締役への事前説明や情報提供の一層の充実、ならびに取締役会の多様化を踏まえた会議運営の更なる改善に取り組んでおります。
今後とも社外取締役の立場から、当社の現状に対するしっかりとした分析と今後の方向性に関する議論に積極的に参画し、マブチグループ全体の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上に資する役割を果たしていきたいと考えています。

社外取締役 指名委員会委員長 報酬委員会委員長
御手洗 尚樹