国際社会にとって喫緊の課題である気候変動問題に対応するため、当社は2050年のカーボンニュートラルに向けた活動を推進します。 サステナビリティ方針において定めたとおり、当社は小型直流モーターの可能性を徹底的に追求し、モーターを通じて国際社会が直面している課題の解決に貢献してまいります。
2030年CO2排出量削減 中期目標
「2030年までにCO2排出量を2018年比30%削減」とする中期目標を設定しています。そのための施策として、海外拠点における太陽光発電システムの設置や排熱を回収して再利用するシステムの採用等、再生可能エネルギーの活用や生産設備の省電力化をはじめとするCO2削減の取り組みを推進してまいりました。中期目標の達成に向け、これらの取り組みを加速させてまいります。
再生可能エネルギーの導入
マブチモーターは、再生可能エネルギーの導入によるCO2排出量の削減に取り組んでいます。日本の本社、中国の東莞マブチ、道ジャオマブチ、ベトナムのダナンマブチに設置した太陽光発電システムでは、2023年に約365万kWhの電力を発電し、それぞれの事業所にて使用しています。また、2024年4月から、再生可能エネルギー由来の電力プラン利用により、本社で使用する電力の実質的な再生可能エネルギー100%を実現しました。今後も、再生可能エネルギーの導入を計画的に進めていきます。
※電力の実質的な再生可能エネルギー:FIT 非化石証書の購入、自社社屋に設置した太陽光発電による電力を利用継続的な省エネルギーへの取り組み
本社及び海外生産拠点において照明の LED化、照明の自動消灯化、エアコン設定温度管理の徹底、夏季の給湯の利用制限等により、全社的な省電力化に継続的に取り組んでいます。節電状況は総務部門等で進捗管理し、社内イントラネットや工場内に掲示して節電意識の向上に努めています。
今後も継続的に省エネルギー化を推進するため、消費エネルギー量を考慮した設備の導入等の取り組みを計画的に進めていきます。
「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」に賛同を表明
2021年3月、「気候関連財務情報開示タスクフォース(以下TCFD)」の提言への賛同を表明するとともに、「TCFDコンソーシアム」へ参画いたしました。今後はTCFD提言に基づき、気候変動が事業に及ぼすリスク・機会を分析し、情報開示を積極的に行うことで、株主様、投資家様、お客様、お取引先様、社員を含むすべてのステークホルダーの皆様と強固かつ長期的な信頼関係を構築するとともに、持続的な社会の実現に貢献してまいります。