企業を健全に成長させていく上では、あらゆる人が働きやすい組織作りが不可欠です。当社は、経営計画2030の達成には社内におけるジェンダーギャップの解消が必要と考えており、女性活躍推進を重視しています。具体的な取り組みとして、マブチが目指す「真の女性活躍」ビジョン《女性が自分のキャリアに自信を持ってより重要な役割を担っている》を定め、女性活躍推進に資する採用・育成や両立支援等の制度面の施策を推進し、女性管理職比率を2030年にグローバルベースで20%まで(2024年実績は17.0%)、国内では12%まで引き上げることを目指してまいります。
多様な人材を活かす組織づくり
ダイバーシティ&インクルージョン
企業を健全に成長させていく上では、あらゆる人が働きやすい組織づくりが不可欠です。当社では、経営計画2030の達成に向けて、M&Aによる事業領域の拡大、世界5極事業体制の強化が進んでいます。この実現には、関係会社間の融合と連携が不可欠であり、ダイバーシティ&インクルージョンの重要性が増大していると考え、異なるバックグラウンドを持つ社員の融合・協働により、シナジー創出を推進していくために下記5項目の「D&I に関する取り組み強化軸」を設定しました。
ジェンダーギャップの解消
外国籍社員の活躍推進
グローバル感覚をもった人材を積極的に採用しており、数多くの外国籍社員が本社で活躍しております。海外拠点現地の社員も、短期実務交流や各会議を通して本社と連携し、グローバルに活躍しています。また、社員のみならず、海外の大学生のインターンシップも積極的に受け入れています。
多様な人々の活躍を支援
障がいや病気がある方も、個人の能力と適性に応じた雇用の場に就いています。就業時間の柔軟な設定や、施設のバリアフリー化、および管理職教育などを行うことで、誰もが活き活きと働ける職場環境としています。
拠点間の強固なつながりと多様な人材の活用
マブチグループの拠点間には強固なつながりがあります。グループ全体を通して、良い改善事例の共有や意見交換が積極的に行われており、グループレベルでの相互理解、経営陣の迅速かつ適切な判断に活かされています。当社はこうした拠点間の横のつながりを強化するため、本社・各拠点間の人材交流を促す基盤となるジョブ型人事制度の整備や出向・出張の促進、各種情報共有や拠点をまたぐ会議体の設定等を通じてグループレベルで相互理解と協力を推進しています。加えて、各拠点内の縦のつながりを強化するための方針展開施策、拠点や階層を超えたコミュニケーション施策によって会社方針や価値観の理解・共有を図っています。
また、海外人材の活用度が高く、拠点長の海外人材比率は6割に達しており、中国籍2名、ベトナム籍1名、合計3名の海外人材がマブチグループの執行役員として活躍しています。(2024年12月末現在)
多様な働き方を支える制度の充実
マブチモーターは、社員の働き方の選択肢を増やし、自分に合った働き方の実現を後押しすることで、会社全体の生産性向上・付加価値の創出につなげることを目指しています。その実現のため、多様化するライフスタイルに対応し、仕事とプライベートの両立を支援する制度・環境づくりに取り組んでいます。
- 育児休業制度(子どもが3歳を迎えるまで)・介護休業制度(365日)
- 育児・介護休業中の自己啓発支援
- 配偶者出産時休暇制度(5日間の特別休暇)
- 育児・介護のための勤務時間短縮や所定外労働免除などの措置
- フレックスタイム制度(コアタイム設定なし)、裁量労働制
- リモートワークの推進
社員エンゲージメントの向上
当社では、エンゲージメント向上活動のビジョンを「一人ひとりが主役として、PROACTIVEに自分らしさを発揮できている状態」とし、4つの取り組み軸を据えて社内で向上活動を推進しています。 2025年からはエンゲージメントに関する活動を国内外問わずマブチグループ全体に広げ、「BE PROACTIVE活動」として、エンゲージメント調査と向上活動の取り組みを始めました。社員がやりがいを持ち、いきいきと働ける環境づくりを通じて、会社と社員の持続的な成長を目指します。
エンゲージメント調査
当社は、2022年より定期的に社員エンゲージメント調査を実施しています。調査で得られた結果を、取締役会や執行役員会議などで報告し、調査結果の分析、課題の整理を進めているほか、分析結果(強み・課題)を反映した人事施策の整備に取り組んでいます。
2025年8月に実施した従来の調査では、938名中917名から回答が得られ(回答率97.7%)、総合スコアは昨年比で1ポイント上昇しました。また、第1回の調査結果の中で特に課題と認識した「挑戦する風土」のスコアは昨年より更に2ポイント上昇(第1回より合計7ポイント上昇)し、継続的な改善が確認できています。2025年8月の調査では、エンゲージメント活動のグローバル展開に伴い、従来の調査に加えてグローバルの拠点と同じ調査も実施し、その調査結果を踏まえて、「全社における向上活動」と「組織別の向上活動」に取り組んでいます。2026年以降も継続的な調査と活動を実施し、社員の「働きがい」と「働きやすさ」の向上に向けた活動を行っていきます。
エンゲージメント向上に寄与する様々な施策を実施
2025年のBE PROACTIVE活動からは、経営層や人事部門が主体となって行う「全社における向上活動」に加えて、組織別の向上活動をすべての組織で実施しています。これにより、各組織特有の課題に即した対応を行うことで、社員一人ひとりの状況に応じた改善を進め、「働きがい」「働きやすさ」の向上を加速させています。全社活動としては、会長講演をはじめとして、経営層の人柄や価値観、経営観に触れることにより社員の視座向上と自己成長を促す取り組みや、役職・部門を超えたコミュニケーションの活性化とリフレッシュを目的とした「まぶち社内菜園」企画など、多様な施策を展開しています。
社員同士のつながりを深め、お互いを応援し合う文化の醸成

2023年5月、社員同士が相互理解を深め、お互いの頑張りや挑戦をリスペクトし、応援し合う環が広がること目指して、双方向のコミュニケーションが可能な新たなWeb社内報「まぶちーむ」を立ち上げました。社員一人ひとりの日々の頑張りやチャレンジする気持ちに焦点を当てた記事を掲載し、社員が日々どのような想いで、どのような業務に挑戦しているのかを社内報の形で社員に共有しています。今後も様々な施策を通じて、お互いをリスペクトし応援し合う文化の醸成に取り組み、その結果としてエンゲージメントの向上を目指します。
社員に聞いた「マブチらしさ・よいところ」

2024年1月に創立70周年を記念したアンケートを実施し、全社員から「マブチらしさ・マブチのよいところ」を募集しました。アンケートの結果、標準化戦略や金型から製品に至るまでの総合開発力などのほか、「誠実で親切、まっすぐな人が多い」「いざという時の団結力・馬力がすごい」「和気あいあいとして、意見・提案をしやすい雰囲気」といった回答が多数集まりました。この結果は社内報で社内に共有され、70周年を迎えた節目のタイミングで当社の強み・当社らしさを改めて認識できる内容となりました。